着る前にすること
ハンガーに掛けておく場合に、一番気をつけるべきポイントは、裾にしわがつけないように床につけないことです。
- 前日にタンスから出し、きものハンガーに掛けて風を通し、たたみシワや防虫剤のにおいをとりましょう。なるべくタオルをハンガーに かけ、着物の肩に跡がつかないようにする方法がおすすめです。
- 一番気をつけるべきポイントは、裾にしわがつけないように床につけないことです。
着るときにすること
大切なきものを床にすったり、ホコリや汚れがついてしまっては大変。着物着付けの便利な衣裳敷。1枚あれば充分です。
- 袖口、裾、襟は汚れやすいため、手や首筋はきれいに拭いておきましょう。
- きものを着たり脱いだりする場所は、和紙の衣裳敷や大きめの風呂敷、畳紙の上で。
- お化粧は着る前に。香水はシミになってしまうこともあるので、きものに直接つけないように。
- 時計や指輪などは着付けてから。外すのは脱ぐ前に。
お出かけの時
- ペーパータオルをバッグに入れておくと何かと便利。
- ハンカチを余分に用意して、食卓ではナプキン代わりに。座るときは敷物に。
外出から帰ったら
- まず手を洗い、清潔な手できものを扱いましょう。
- 衣裳敷などの上できものを脱ぎましょう。
- きものをきものハンガーに掛けます。思いのほか湿気を含んでいるので、最低2時間ほど、出来れば一晩吊るしておきましょう。
- 長襦袢は別のきものハンガーに、帯は洋服用ハンガーに掛け、同様に吊るしておきましょう。
- 腰紐、伊達衿、帯揚げ、帯締めなども椅子の背などに掛け、しばらくおきます。
- その後、乾いた清潔なタオルなどをブラシ代わりにしてほこりを払います。
- 同時に、汚れやシミ等もチェックしましょう。汗やシミ、汚れを放置しておくと、カビの原因になります。